こんにちは、ピタットハウス東大和上北台店の弦間です。
住宅の購入は、多くの人にとって人生で一番高価な買い物です。
住宅を購入されるほとんどの方は、住宅ローンを組んでお支払いされます。
ローンを組むのが初めての方は、馴染みのない用語も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、住宅ローンを返済してゆくうえで、大変重要なポイントとなる2つの用語 ①「繰り上げ返済」と ②「延滞率」についてわかりやすく解説していきます。
住宅ローン返済に関する用語その①「繰り上げ返済」
まず「繰り上げ返済」をご紹介します。「繰り上げ返済」とは、月々の住宅ローン返済とは別に、借入金を返済することです。
住宅ローンは、借り入れた金額(元本)と、日々発生する利息を返済してゆきます。通常の毎月(および賞与月)の返済では、元本と利息分を返済してゆきます。
例えば、ローンの借入残高1,500万円だとして、その時に毎月利息が3万円発生するとします。毎月7万円返済しているなら、4万円が原本の返済で、3万円が利息の返済、というイメージです。
このように通常の返済では、毎月発生する利息分を含む返済となりますが、繰り上げ返済の場合は全て元本の返済に充てられます。
元本が減ると、元本をもとに計算される利息も減るので、毎月の返済額を減らしたり、返済する期間を短くしたりすることができます。それぞれ見ていきましょう。
<毎月の返済額を減らすー「返済額軽減タイプ」>
返済額軽減タイプは、返済期間は変更せずに、毎月返済する金額を減らすものです。
たとえば、子どもの教育費がかかるため月々の返済金額を減らしたい、などという場合にオススメです。
<返済期間を短くするー「返済期間短縮タイプ」>
返済期間短縮タイプは、毎月返済する金額は変えずに、返済する期間を短くするものです。
また、同じタイミングで同じ金額を繰り上げ返済した場合、利息軽減の効果は返済額軽減タイプよりも大きくなります。
少しでも早く返済を終わらせたいという場合や、利息を効果的に減らしたいという場合にオススメです。
住宅ローン返済に関する用語その②「延滞率」
続いて「延滞率」をご紹介します。まず「延滞」とは住宅ローンを支払えなくなったり、決められた支払日のあとに支払うことです。そして延滞率とは、このような状況に陥ってしまう方の割合です。
ムリな支払い計画で返済不能に陥るケースや、お子さまの成長や親御さんの介護などの見通しが甘く、返済を続けられなくケースなど自己責任で発生する場合や、勤め先の倒産など他責に起因する延滞も少なくありません。
でもローンの支払いができず、問題になったという人の話を耳にする機会は少ないでしょう。とはいえ、数値から分析すると、案外起こりがちなリスクでもあるように思われます。
住宅支援機構の平成29年度の諸情報から導き出した延滞率は、1.69%となります。これは明確に支払い不能となった金額を、貸し出した元金の総額で割った、金額ベースでの延滞率です。さらに、さまざまな緩和措置(救済策)が適用されたものまで含めると、延滞率は3.94%となります。
つまり平成29年度の住宅ローンの延滞率は1.69%~3.94%となり、100人中2~4人が延滞していることとなりますので、案外高い確率で発生している事象と言えるでしょう。
ちなみに平成25年度では2.58%~6.67%で、減少傾向にありますが、割合としてはまだ高い印象です。
延滞はちょっとしたことで起こりがちなトラブルと言えます。将来のこともよく考えた上で、無理のない金額で住宅ローンを利用しなくてはなりません。
まとめ
住宅ローンは、仕組みが複雑であったり、難しい用語があったりしますが、1つ1つ調べたり考えていくと理解できるものが多いです。
自分の人生にかかわる、とても重要なことなのでしっかりと仕組みや用語を理解した上で、判断して下さいね。
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