こんにちは。ピタットハウス東大和上北台店の渡邊です。
不動産は高額なものなので、多くの方は住宅ローンを利用します。住宅ローンを利用するためには審査があるのですが、審査には雇用形態も関係することがあります。そのため「自分は正社員ではなく契約社員だから審査に通らないのでは・・・」と不安に思っている方がいるかもしれません。
そこで今回はマイホームの購入を検討されている契約社員などの皆様に、その方法や注意点などをご説明します。
契約社員がマイホームを購入する・・・ローン審査のコツ
住宅ローンを借りるためには、資金を貸し出す金融機関が定めた貸し出しの条件を満たしているか確認するための審査を通過する必要があります。
設定されている条件は、資金を貸し出す銀行などの金融機関によって異なりますが、とくに「年齢・収入・職業」が重視されます。
収入や職業は、ローンの返済能力を確認するために大変重要です。正社員であれば将来的に身分が保証され収入が安定していると見なされています。しかし契約社員の方は、長期的な身分保障が十分ではないため、将来的な収入が不安定とみなされてしまい、審査に通らないではないか、と不安に感じるかもしれません。
たしかに契約社員の場合は正社員よりも審査に通りにくい傾向はあります。しかし契約社員でも住宅ローンを組むこと不可能ではありません。そのポイントをまとめます。
1)一回断れてもあきらめない
貸し付け条件は金融機関ごとに異なります。
もしある金融機関で断られても、他の金融機関で借入できることもあります。一か所で断られたからと言ってすぐにあきらめず、別の金融機関も回ってみましょう。
2)自己資金を積み増す
住宅ローン審査は、その人が貸し付けられた資金をしっかり返済できるかを評価するための手続きです。
例えば3,000万円を借り入れる場合と2,500万円借りれる場合では、返済すべき金額には500万円の差があります。利子を加えればもっと大きな差になるでしょう。つまりローンを貸し出す金融機関としては、貸出額が大きいほど返済が滞るリスクが大きくなります。逆に貸出額が小さければリスクも小さくなります。
つまり、貸出額を低く抑えられれば、ローン審査も通りやすくなるのです。もしローン審査に通らなかったら、自己資金を貯めて借入額を低く抑えるようにすれば審査に通る可能性が高まる場合があります。
3)ペアローンや収入合算の可能性を検討する
配偶者やご家族の方に一定の収入がある場合、その収入を合算して住宅ローンを組むことができる場合があります。具体的には「ペアローン」という方法と、「合算」という方法があります。
「ペアローン」とは、1軒の不動産を購入するローンを2本組み、例えば1本目は夫、2本目は妻、という形でそれぞれが返済する方法です。
「合算」とは、1軒の不動産を購入するローンは1本ですが、夫の収入と妻の収入の合計や、親の収入と子の収入の合計といった家族の収入で返済する考え方です。
ローンを借りる方が1名の場合よりも収入(返済能力)が高くなり審査を通過しやすくなりますが、ペアローンにも合算にも様々な条件があります。また夫婦で利用する場合、死別や離婚などのリスクもありますので注意が必要です。
4)フラット35を利用する
通常の住宅ローンは、その時々の金融情勢により利率が変動するので、返済額が変わってゆきます(変動金利)。そのため金利が低くなればメリットがありますが、金利が高くなれば返済の負担が増します。
住宅ローン審査では、将来の返済負担が増した場合も考慮して貸し出し審査が行われます。
一方、固定金利では一定期間の利率が変わらないため、返済負担の増減のリスクは軽減されます。特に「フラット35」は返済の金利がずっと固定されるため、返済額が上昇して返済不能に陥るというリスク要因を少なくすることができます。そのため、比較的審査に通りやすいといわれている住宅ローンです。
もし銀行などの住宅ローン審査が通らなかった場合、フラット35も検討してみましょう。
ただしフラット35は、金利が固定される半面、通常の住宅ローンよりも高金利に設定されており、返済額が高くなることを考慮しなくてはなりません。
契約社員が不動産を購入する場合の注意点
ご説明したように、契約社員が不動産を購入するときは、安定性の面から住宅ローン審査が通りにくいことが考えられます。そして住宅ローン審査は収入以外にも条件があります。様々な方法で収入条件をクリアしても、その他の条件で失敗しては元も子もありません。ですので、他の部分では審査に引っかかりそうな要因をなくしておくことが大切です。
住宅ローン審査で収入の次に重要な条件は「借り入れ」や「信用情報」です。
マイカーローンやクレジットカードローンを利用されている方も多いと思います。これらの額が多いければその分毎月の返済額が多くなっているため、住宅ローンの返済能力が低いと見なされてしまいます。マイホーム購入に際しては、マイカーローンやクレジットカードローンはできるだけ返済しておくようにしたいものです。
また過去に支払い遅延などがあると、クレジットやローンの契約等に関わる個人の情報が登録される「信用情報」に記録され、信用性に欠けると見なされてしまいます。
「クレジットカードの支払いが滞った」「残高が足りずに自動引き落としの費用が支払えなかった」などの場合、うっかり忘れていたとしても、信用情報に「支払い遅延」として残ってしまうので注意しましょう。
なおクレジットカードのキャッシングや消費者金融からの借入は要注意です。こういった借り入れは、家計収支が不安定であることの表れと評価される場合があるなど、さまざまな不安要素を含みます。住宅ローン審査で不利になることがあるかもしれませんので、できるだけ避けたほうがよいでしょう。
まとめ
契約社員でも、住宅ローンを借りて不動産を購入することは可能です。
ですので「雇用形態を理由に断られるだろう」とあきらめずに、一度金融機関を訪れてみたり、頭金を増やしたり借り入れ形態の変更を検討するなどの方法を試してみましょう。
またキャッシングや消費者金融の利用は避け、マイカーローンやカードローンはなるべく早く返済し、住宅ローン審査で重視される信用情報に影響しないよう、支払い遅延などがないように日ごろから気を付けておきましょう。
私たちピタットハウス東大和上北台店では、住宅ローン審査に関するご相談も承っております。金融機関へのお取次ぎはもちろん、ローン審査通過のためのポイントの整理などもお手伝いいたします。
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