こんにちは。ピタットハウス東大和上北台店の渡邊です。
マイホームの購入を検討されている方で、「予算は限られているけれど、ゆっくりくつろげるマイホームがほしい」とお考えの方は多いでしょう。
広い敷地に建てられた広い物件なら、十分なスペースのくつろぎの空間を確保できます。しかし敷地面積が大きくなくても、限られた土地の中で間取りを工夫し、建坪以上に空間を活用している物件もあります。そのような住宅を選べば、予算を抑えながらでも寛ぎの空間のあるマイホームを手に入れることができます。
そこで今回はスペースを有効活用できる「2階リビング」についてご紹介します。
2階にリビングがある間取りについて
2階リビングとはその名のとおり、2階にリビングを配した間取りのことです。
古い日本家屋は、台所を玄関近くに配置していました。そして台所に近い空間を居間として使用し、家族が集う場所にしていました。これは戦後もしばらく続き、今でも一部の住宅はこのような構成で設計されていることがあります。
その後、生活感のある台所を玄関から遠ざける、もしくは見えないように配置する間取りが増えてゆきました。そして昭和の時代では、玄関を入った廊下の奥に台所と居間を配する間取りが主流でした。時代が進むとDK(ダイニングキッチン)やLDK(リビングダイニングキッチン)という言葉がひろまり、旧来の台所に畳敷きの居間という構成ではなく、台所(キッチン)+食事室(ダイニング)、そして居間(リビング)を配する構成が一般化しました。
このようにLDKは3つの住宅機能を兼ね備えているため、間取りに配する場合は一定の広さを確保しなくてはなりません。そしてキッチンは水回りの配管が必要になるため、浴室や洗面、トイレなどとも近い位置に配置する方が、設計上好ましいとされています。さらに日本の限られた住宅事情においては、来客のための応接間を確保することが難しい場合が多く、LDKは応接間としての機能も果たしています。そのため、人が出入りしやすい、玄関に近い1階にLDKが設けられていることが多くあります。
しかし1階にはLDKの他に玄関や廊下、上層階への階段などを設置しなくてはなりません。十分な土地があれば問題ないのですが、日本の限られた住宅事情においてはこういった機能を1フロアに集約するのはかなり厳しいものになります。
そのような様々な事情が絡み合い狭小地の多い現実の住宅においては、かなり無理のあるLDKの間取りが増えてしまい、十分な広さを確保できない状態でした。
そのような名前だけがLDKで、実際はくつろぐことができないという問題を解消するため、上層階にLDKを設ける間取りが生まれました。2階にリビングを設けるという工夫をすることで、狭小地においても、リビングの役割を十分に果たせる空間を確保できるだけでなく、さらなるメリットを得ることができるようになりました。
2階にリビングのメリット
2階リビングならではのメリットは、まず広い空間を確保できることです。
1階にLDKを配する場合、玄関室や廊下、階段など下層階になくてはならない空間が多く、LDKのために確保できる空間が限られてしまいます。一方、2階にLDKを設ける場合、玄関室や廊下はもちろん、間取りによっては階段へのアプローチ空間も不要になります。そのため、より広いLDK空間を構築できるのです。
また上層階では下層階よりも光を取り入れやすいこともメリットです。
狭小地の場合は、周りを住宅などに囲まれていることが多いので、リビングが2階にあるほうが、閉鎖的な1階にある場合に比べよりも、甲斐部空間が開放的で明るいリビングになるのです。
また往来のある地面より高い位置にあるため、外からの視線が気になりにくいということも挙げられます。外部からの視線が少なくなるため、開口部(窓)をさらに広くとることができます。それによりより開放的な空間になると同時に、光を取り込みやすくなり、採光の良い部屋になります。さらに、景色の良いところであれば、リビングからの眺望も楽しみの一つとなります。
このように2階にLDKを設けることによるメリットは多く、特に限られた土地に建つ物件では、上層階にLDKを設ける間取りが主流になっています。
2階にリビングのデメリット
2階リビングのマイホームは、メリットがある一方、デメリットもあります。
まずは来客への対応です。日本の住宅では、多くの場合リビングルームで来客対応します。1階にリビングがあれば来客を招き入れやすいものの、上層階では少し面倒になります。とはいえ、最近では人さまのお宅に訪問する機会も減りました。また親しい人以外は家の中に招き入れることはありませんから、実用上の不便は少ないのかもしれません。
次に昇降の手間もデメリットです。高齢になると階段の上り下りが負担になる方がいらっしゃいます。普段は気になることはありませんが、年数を重ねると2階リビングは活用しづらくなる可能性があります。
そして日差しにも注意が必要です。採光が良い場合、日差しが当たりやすくなるため、夏場は暑さ対策をおこなう必要があります。夏ばかりでなく冬場でも不便があります。冬は日が高く昇りません。そのため窓からの太陽光が部屋の奥まで射し込んできます。部屋の中は明るくなりますが、テレビやパソコンの画面が見にくくなります。こういったことを防ぐため、にブラインドやレースのカーテンなどで直射日光を抑える対策が必要となります。
その他にも玄関や外の様子がわかりづらいといったこともあります。1階で過ごしていれば、外の気配を感じることありますが、2階では下層階や外での異常がなかなかわかりません。現代の住宅ではテレビドアホンが標準装備されていますので、何かあれば外の様子をうかがうことができます。できれば、人が近づくと自動的にそれを検知して発光するセンサーライトなどを設置して、防犯対策に努めたほうが良いでしょう。
まとめ
リビングは家族が集い多くの時間を過ごす暮らしの中心と言っても過言ではありません。しかし狭く、閉鎖的で暗いリビングでは心が塞いでしまします。
広い土地で広いリビングのある物件はなかなか手が届きません。でも心地よく住みやすいリビングを予算内で実現したいという方は、限られた土地空間を有効に利用できる2階リビングの物件がおススメです。
今回ご紹介した特徴や2階リビングのメリット・デメリットを考慮して、ぜひ「2階リビング」のあるマイホームの購入を検討してみてください。
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